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自叙伝書写の証し

娘を愛せるようになりたい

Tさん(36才・主婦)

 正直、やり始める前は書写で私の心が変わるとは思っていませんでした。
私は子供を産んで母親になれば、誰でも自然にその情が湧いてくると思っていました。しかし、実際はそうではありませんでした。

私と母親との関係が影響しているのかもしれませんが、他のお母さんが子供に対して「愛しい」と感じる情が、私にはないと、子育てをする中で感じていました。
娘が朝起きてきても「もう少し寝てくれていたら…」とか、娘が遊んで欲しそうにしていても「面倒くさい」という思いばかりで、娘がそばにいるのも嫌で無視したこともありました。

 その様な中「娘を愛せるようになりたい」との思いから、自叙伝書写を始めました。
書写を続けていたある日の朝、娘が起きてきた時、私は自然と娘の名前を呼び、抱きしめていました。その時は自分でも気付いていませんでしたが、その日をさかいに、娘に対する私の思いが変わっていきました。今では、娘がとても愛しく思えるようになり、怒ることも少なくなり、改めて書写のみ言のパワーと、その素晴らしさを実感しました。

自分を変えたくて…

Kさん(22才・独身女性)

 私は今年(2011年)から社会人として、看護師として働き始めました。当初は仕事が自分に向いてないんじゃないかとつらく感じることもありましたが、書写を始めてからは前向きに取り組めるようになってきました。

しかし、まだ解決できない悩みがありました。私にはどうしても葛藤してしまう同僚の女の子がいて、その人は私よりも仕事がよくできるので、先輩からも信頼されているように見えて、その人に対して私は引いてしまうばかりでした。
書写会で「私を憎む者までもひたむきに愛そう」というお話を聴いた時、その人のことが思い出されました。

 わかっていてもできない自分を変えたくて、書写を通して自分は変われると信じて、その後、毎日続けていきました。そうすると自分の心が少しずつ変わっていくのを感じ、不思議とその人に関心を持ちたい気持ちがおのずと湧いてきました。

 その後、その人と二人で研修に行くことになり、これはチャンスだと思いました。最初はその人からそっけない態度をとられましたが、それでも私は愛する心で自分から歩みよりました。すると次第に、話しかけてくることのなかったその人が自分から話しかけてくれ、笑顔まで見せてくれるようになりました。書写の恩恵を実感することができて本当に感謝でした。

失意の父に「生きる力」

Sさん(53才・男性 会社員)

 3年前、母が他界(享年74才)し、残された父(当時84才)はひどく落ち込んでしまいました。
それ以来、父は「死にたい」の言葉が口癖になってしまい、父ひとりでは危険だと感じ、私の家族と一緒に暮らすようにしました。
私と妻、そして子供の力も借りながら、何とか父の心を安定させようと、考えられることの限りを尽くしましたが、父の様子が大きく変わることはありませんでした。

 ある日、心の書写のことを知った私は、父にも紹介してみました。
まったく気乗りのしない父でしたが、何かを始めないと何も変わらないと説得し、なんとか父も書写を始めるようになりました。

 最初は面倒くさそうにしていましたが、続けて行くうちに「書いている内容は素晴らしい」と、しだいに前向きな話が出てくるようになりました。
それから3ヶ月、足が悪く、外出を嫌っていた父が、「書写奉納会」に参加してくれました。それは私からすると奇跡的な出来事でした。

 病院以外は外に出ることもなかった父ですが、今では公園など近所も散歩するようになり、健康も取り戻せたようです。私の妻に対しても、体を大切にと気遣いの言葉をかけてくれるようになりました。
最近は父と、あの世で待っている母に、元気に会えるよう日々精進しようと話し合えるようになり、書写の恩恵に感謝しています。

夫から悪口が消えた

Yさん(41才・主婦)

 私の夫はとても人間嫌いで卑屈になりやすいところがある人です。
仕事でも転職を繰返し、今の仕事でも、家に帰れば毎日のように上司をけなす言葉ばかりを口にしていました。私からどんなに諭しても全く改まることはありませんでした。
「書写奉納会」に参加したのをきっかけに、家族そろって書写を始めました。

 夫は最初、まったく気乗りしませんでしたが、息子(5才)から勧められると、息子には優しいお父さんなので、息子から押されるように書写を始めるようになりました。
数日のち、気が付くといつしか夫の口から出ていた悪口が消えていました。それだけなく、自分から進んで書写に取り組んでくれるようにもなりました。
宗教法人世界平和統一家庭連合
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